新選組屯所 旧前川邸 新選組屯所 旧前川邸

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史跡紹介

新選組屯所 旧前川邸 長屋門

前川邸の幕末当時の面影を残す風格のある長屋門。隊士達はこの門をくぐって屯所に出入りした。誠の隊旗を門前で振り回す隊士もいたという。

文久3年9月26日、原田左之助がこの門の前で長州の間者・楠小十郎を殺害。死体は、門前の水菜畑に血だらけで倒れていたという。

門の西側にある出窓の部屋が野口健司自刃の間。門の東側にも屯所になった後に出窓が作られた。今は取り外されているが、その出格子には2つの太刀の刀傷が残されている。

壬生に分宿していた隊士達を呼び集める時は、長屋門の西側の角に立って、拍子木を打ち鳴らすのが習慣だった。

新選組屯所 旧前川邸 土間

玄関をくぐって土間(当時の勝手口)に入る。天井がとても高い。

人を乗せた馬四頭が並んだまま裏庭に抜けられるほど広く、一隅は炊事場になっていたという。新選組は、雨の日はこの土間で剣術の稽古をしたこともあったという。

現在、土日祝日にはこの土間までが一般に公開され、前川邸の絵葉書や新選組関連のお土産、オリジナルグッズ、模造刀、書籍などが販売されている。また、大河ドラマ『新選組!』の役者さんのサインやポスター、台本等も展示されている。

新選組屯所 旧前川邸 納戸

土間から上がった部屋の左手に納戸がある。ここの納戸の床板が外れるようになっている。

現在はここが埋められているが、幕末は坊城通りへ通じる抜け道だった。前川邸を屯所として以来、新選組は邸内を徐々に要塞化し敵の襲撃から逃れられるように改装していった。この抜け穴もそのひとつだろう。

新選組屯所 旧前川邸 雨戸

旧前川邸には一枚の雨戸に残された落書きが残っている。

表面には会津新選組隊長近藤勇、裏面には大きな文字で、勤勉 努力 活動 発展と墨書されている。

一説には近藤の養子周平が書いたものとも言われているが、表面の近藤の名を記した文字は近藤の手紙の筆跡とも共通するものがあるという。

現在、旧前川邸は個人の住居になっている為、公開はしておりません。
又、土日祝日(AM10:00~PM5:00)のみ、玄関(隊士の行き来した当時の勝手口)で、
旧前川邸オリジナルグッズ他、新選組に関するグッズを販売しております。是非お立ち寄り下さい。

旧前川邸グッズ